エルメスの革製品、高価なものだから長く綺麗に使いたいですよね?
こちらの記事では、エルメスのスタッフにきいた自宅で行うべき正しい革製品のメンテナンス方法とエルメス直営店にメンテナンスに出した際にかかる費用と時間をお伝えします。
エルメスの牛革製品、正しいお手入れ方法は?
ここで紹介するお手入れは牛革全般(トゴ、トリヨンクレマンス、エプソン、ボックスカーフ、ヴォーエプソンなど)に共通する方法です。
使用した後
エルメスの牛革バッグを使用後カバンから荷物を出し、乾いた柔らかい布で汚れを拭き取ります。
しばらく使わないとき
冠婚葬祭やパーティーなど特別なシーンでしかバッグを使用しない場合は、湿度の少ない風通しの良いところへの保管がベストです。
湿度が多いところに保管すると、カビが生える原因にもなります。
自分できるメンテナンスは、
- 柔らかい綺麗な布で拭く。
- 湿度の少ない風通しの良い場所に保管する
この2点のみです。
これはNG!やってしまいそうな自己メンテナンス
ネットで調べると、「エルメスのお手入れ方法」として牛革クリームや防水スプレーなどでバッグを保護する方法を紹介しているサイトがあります。
しかしエルメスでは、薬品を使ってバッグをクリーニングする行為は推奨していません。
- バッグのくすみが気になる
- 角がスレてきた
などの症状が現れた場合は、修理としてエルメス直営店に持っていき、専門の職人にメンテナンスしてもらうことを推奨しています。
本物のエルメス製品なら、中古やセレクトショップなどで購入したものであってもエルメス直営店でのメンテナンス可能です。
全国のエルメス直営店で修理の受付しており、自分が都合の良いときに店舗に持っていけば受付けてくれます。
地方に住んでいてエルメスに行くのが難しい場合は、配送による修理も電話で受付けてくれるそうです。
「自分で修理したバッグ」あるいは「エルメス直営店以外のお店に修理に出したバッグ」は、エルメス直営店で修理を受け付けてくれない可能性がありますのでご注意ください。
エルメスにメンテナンスに出す際にかかる費用と期間
バーキン全体のお磨きと角のスレのメンテナンスを頼んだ場合いくらかかるかエルメスに問い合わせたところ
価格は30800円。(税込)
必要期間は約5週間ということです。
- バックのキズの状態によっては修理の価格やメンテナンス期間が前後します。あくまで参考価格としてご覧ください。
- 取材した当時の価格です。(2018年)
実際にエルメスにお直しに出したユーザーの体験談もありますので合わせてご覧下さい。
中古で傷や汚れが多いバーキンを修理に出したら黒ずみや傷も綺麗になり、新品に近い状態で戻ってきたそうです。
このケースですとメンテナンス期間は3ヶ月、費用は5万弱でした。
まとめ
エルメスの革製品を長く綺麗に使おうと思ったらこまめなメンテナンスは欠かせません。
エルメスのスタッフに確認した自宅でできるメンテナンス方法は以下の2つです。
- 使用後は荷物を出し、乾いたやわらかい布で乾拭きし湿度の少ない場所に収納します。
- 冠婚葬祭など、特別な時のみバッグを使用する方は、湿度の少ない風通しの良い場所に保管します。
革のキズやクスミが気になる方はエルメス直営店へメンテナンスに出すのがオススメです。
メンテナンスは全国のエルメス直営店で対応しています。
本物のエルメスであれば中古ショップやセレクトショップでで購入したものでもメンテナンスを受け付けてくれます。